宇宙って、果てしなく素敵。

過去にきぼうのSEをしていました。 昔から宇宙が大好きで、ここでは日々移り変わる宇宙開発の情報を書いていこうと思います。 文字ばかりになるかも知れませんが、宜しくお願いします。

2016年04月

三菱重工が開発していた、国産初のステルス機X-2が昨日初飛行を行いました。

今までも国産と名はついていた、F-1やF-2といった後方支援機はありましたが、全ての部品が国産ではなく、米国からの輸入品が使われていたため、やっと純国産の戦闘機が試験飛行まできました。

最大の売りはステルス性能(電波の反射率を下げて、敵に見つかりにくくする)が、高いことです。

ステルス性の試験装置が国内には無かったため、ヨーロッパの試験設備を使用し電波の反射率を測定したようです。

その結果は、群を抜いて他国のステルス機よりも反射率が低かったとのことです。

戦争はやらないほうがいいですが、小さな島国の日本だからある程度は防衛力が無いといけないと自分は思います。

開発コードはX-2ですが、何だか早い気がするのですが、和名は心神と既にふれまわっています。

本機を完成させたら航空自衛隊に配備することでしょう。

派生型の爆撃機も素案はあるようですが、まだ公表されない模様です。

ロケットもH-IIが完成するまでは純国産ではなかったので、YS-18型以来の純国産旅客機(MRJ)も注目されていますが、戦闘機はこれが初めてなので機種上げ滑走から、ドキドキして待っていましたがやっと飛びました。

大きさは随伴機のF-2と比べると、やや大きいように見えました。

これから何回も飛行試験を行うことでしょう。

細かいですが自衛隊機では、輸送機は既に国産機はありました。

戦闘機・・・実際には使われないのが一番ですが、今は制空権を握ったほうが強くなる時代ですので、心神が1日も早く製造配備されることを期待します。

写真の掲載はあえてしません。

X-2で検索していただければ、いろいろな写真または動画がアップされているとおもいます。

宇宙とはあまり関係のない話になってしまいましたが、MHIという企業はとんでもない開発力をもっていることを、再確認してしまいました。

太陽系第二惑星の金星を、探査していたESAの探査機から意外なデータが送られてきたことは、livedoorのニュースから読まれた方も多いと思います。

極付近の気温が-157℃(だったかな?)という、地球上でも観測されない、極低音だったなんて、本当に意外なんです。

今までの観測機が測定したデータだと、平均気温は464℃でした。

大気の主成分が二酸化炭素であることから、温室効果(太陽から入る熱を宇宙空間に放出せずに大気内に蓄える)が原因で、地表近くは地球のそれと比べて異常なほどの高温になっていると、考えられていました。

この仮説が覆されるかも知れません。

極付近がマイナスの温度になるという事は、どういうメカニズムが金星にあるのか、地球と同じく金星でも熱が対流しているのでしょうが、-157℃などという値になることに疑問を感じます。

極付近の大気が地球のように、対流せずにそこに留まるのだとしたら、それはありえる話になるのかも知れませんが、それにしても低すぎます。

極付近だけ大気が薄くて、宇宙空間に熱を放出しているとしたら、納得の出来る値になります。

金星の大気はスーパーローテーションと呼ばれるくらい、非常に風速が早く自転の4倍の100m/sとなっていることは、他の探査機のデータから分かっています。

自分の仮説ですが、大気の高速回転から発生する遠心力により、極付近の大気が薄い状態になるのかな?と考えています。

まだまだデータを解析中とのことですので、今後を見守りたいと思います。

まだまだ宇宙は謎だらけです。

X線天文衛星ひとみについて、文科省は検証チームを作ることを決めたようです。
(昨夜発表があったようです。)

ひとみは9~10個に分裂しており、一部は大気圏に突入しそうとのことですが、JAXAは全てが突入して燃え尽きるとの見解を出しました。

また昨日学会で発表されたパネルを一部載せます。

これは、昨日書いたブログと重ねると、ひとみの開発にもPFM方式が使われていたようです。

image



このように制作フェーズと試験フェーズが重なっていることから、PFM方式が採用されたのだと解釈します。

PFM方式だとコストは下がりますが、信頼性は下がることになります。

制作したものを電気的に統合試験をするだけであれば、問題は無いと思いますが、環境試験(音響、振動、熱サイクル等)で負荷をかけているのであれば、PFM品は既に新品ではなく中古品のような扱いになると解釈しております。

NASAのハッブル宇宙望遠鏡も、PFM方式で開発された結果、軌道上で不具合が発生して、シャトルで捕獲し、部品交換をするという残念なことがありました。

JAXAのコスト管理にどうこういうつもりはありませんが、もしPFM方式により負荷がかかった結果、今回の不具合が起きたという検証結果がもし出たら、コストをかけてでもPM→FM方式をとったほうが今後はいいと思います。

とりあえず、検証チームが出来たという話が入ってきましたので、検証結果が早く出てひとみが再度稼働することを祈ります。

今日は宇宙に関する新しい情報は入ってきませんでしたので、きぼうの開発(工程?)について、説明していきたいと思います。

きぼうは大きく分けて5つのモジュールから、構成されています。

最初はやはりきぼうの与圧区(PM)でしょう。
室内実験棟のことで、報道の多くはここからの中継がここから地上に送られています。
開発担当はMHIです。

次に補給部与圧区(ELM-PS)です。
ここは大雑把にいうと人が出入り出来る倉庫です。
開発担当はMHI

そして、曝露部(EF)
ここは宇宙空間に曝された場所で、その環境下での実験を行う実験装置(SEP)や衛星間通信用のアンテナ、軌道上交換ユニット(ORU)の仮置き場として、使われています。
開発担当はIHI

そして、きぼうのマニピュレータ(RMS)、これは曝露部にある、機器を取り扱うときに使用することをメインに作業を行うものです。
開発担当はTOSHIBA

最後に実験装置や軌道上交換ユニットを地上から運ぶパレット(ELM-ES)です。
シャトルに搭載出来る設計になっていますが、今はこうのとりの曝露補給部に使われています。
開発担当は日産自動車(現IHIエアロスペース)

開発フェーズ(開発にはいろいろな段階があります)は、四段階あり機器の開発も同様に四段階あります。

流れとしてはイカのようになります。

概念設計(BBM)

基本設計(EM)

詳細設計(PFM)

維持設計(?)

と区切られます。

概念設計では、要求を満たすことの出来る最初小さなモデルBBMを開発し、何となくこれでいけるかな?という具合のものを作ります。

基本設計では、要求を満たすことが出来る大まかな機器を作ります。

詳細設計では、実機を作ります。
本当はPM(ProtoModel)→FM(FlightModel)の順番で作り、PMで環境試験や動作試験を行った後にフライト品を作るのですが、予算の問題からいきなりフライト品(PFM)を作るのことになりました。

まぁ、結果オーライで良かったです。
(不具合は私が知らないというか、世間に出ていないのかも知れませんが・・・)

大雑把に説明しましたが、きぼうの開発はこんな感じで進みました。

明日も宇宙開発情報が無ければ、この続きを書きたいと思います。




正式会見からその後の調査結果の発表は、今日もありませんでした。

パラメータが怪しいと、前のブログでは書きましたが、衛星の部品に新規開発品があったことが今日判明しました。

スタートラッカーという物で、ひとみが自分の向いている方向を星を観測して計測する装置です。

これと同じような機能がもう1つあります。

姿勢計測装置(運動を数値化して自分の今の方向を計測)があります。

二つの装置で、ひとみは自分の向いている方向を検出、制御するのですが、前者のスタートラッカーは事故を起こす前には地球に向いており、星の位置から自分の方向を計測するモードにはなっておらず、事故を起こす少し前に起動したようです。

そこでトラッカーが星を認識して、データを送りました。

結果としては、姿勢計測器とスタートラッカーから得られた数値を、比べて問題なしとなれば良かったのですが、そうはならずスタートラッカーが1度リセットされたようです。

こうなると、姿勢データがひとみには送られずに、直前に姿勢計測機からのデータとスタートラッカーからの誤差により、回転していないにも関わらず、ひとみは自分が回転していると判断して、その誤差を無くそうと姿勢制御を始めてしまった。

これは前回の会見でも発表されていましたが、ブログには書きませんでした。

しかし、スタートラッカーが新規開発品だと知ったので、これもひとみの不具合の原因になり得ると思い、本日報告する事にしました。

いずれにせよ、早く原因を究明してひとみが早く復帰してくれることを望みます。

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