宇宙って、果てしなく素敵。

過去にきぼうのSEをしていました。 昔から宇宙が大好きで、ここでは日々移り変わる宇宙開発の情報を書いていこうと思います。 文字ばかりになるかも知れませんが、宜しくお願いします。

2017年05月

明日の午前九時二十分


種子島宇宙センターから、みちびき2を載せたH-IIAが打ち上げられます。


ちょうど会社に出勤してすぐくらいだと思いますので、みなさんご覧になれるかと思われます。


気象条件といつもある、立ち入り禁止区域に船が入らなければ、予定通りの打ち上げとなるでしょう。


H-IIAは、もう安心して打ち上げを観ていられる機体なので、実のところ自分はライブで観なくてもいいやと思っています。



日本版GPS衛星、期待してます!

この間に太陽系内に生物がいる可能性があるとか、ニュースが流れて一時期太陽系にみんなの眼鏡向きましたが、今ではたぶんそんなことがあったらなぁレベルだと思います。


次は、これも間隔が空きましたが、H-IIA34号機で「みちびき二号機」が6月1日の9:20に打ち上げ予定となっています。

みちびきは、一号機が既に飛んでいるので、バトンタッチなのかな?

みちびきは山間部等の空から電波が届かない地域でも、受信できるように静止軌道に乗せる、人工衛星です。

今のみちびきで、十分なような気もしますが、人工衛星にも設計寿命がありますから、仕方ないところです。

初代のみちびきのときは、みちびきから送りたいメールを大々的に募集していましたが、今回はやっているのかな?
(前回の募集で応募したら友人に届いて、友人が驚いていました(笑))

H-IIAですから、失敗は無いとは思いますが、最近は衛星の不具合が多発していますので、衛生チームには、頑張って欲しいです。

自分は約6年、ISSの設計開発に係わっていました。

そこではSEと呼ばれる仕事をしました。

自分が経験したSEとは?

日本のモジュールである「きぼう」、これも大きく分けると4つの要素からなりたっており、人が活動する与圧区、物資の荷物置き場の補給部与圧区、暴露環境での実験を行う暴露区、暴露区に実験モジュールを運ぶためのパレットである、補給部暴露区、この4つから「きぼう」は出来ています。

ただ補給部暴露区はスペースシャトルでの、運搬を前提としていたので、今はありません。

ですが、「こうのとり」の暴露環境で運ぶためのパレットとして、形を変えて今も使われ続けています。

本題に戻ります。

自分が担当していた装置は、モジュールの一部のユニットであり、またEEE会議の構成員でした。

SEと言ってもプログラミングをする人だけを指すのではなく、JAXAからの要求仕様に答えられるユニットの開発が主な業務でした。

日本が有人機の開発をするのは、初めてのことでしたので、文書はほぼNASAの文書(もちろん英語)、英語が得意ではない自分にとっては大変苦痛でした…最後まで苦痛でした。

開発するユニットはベンダー(下請け)と要求仕様を話し合い、スケジュールも決めたらあとはベンダーコントロール作業に移行します。

作業の進捗具合を確かめて、要求仕様を満たしているか、環境条件もクリア出来るのか?

それと平行で、担当しているモジュールのワイヤーハーネスの設計もしてました。
(ほぼあらゆるものに手を出していました。)

毎日毎日夜遅くまで仕事をして、設計フェーズ毎にJAXAの審査会が開催されて…

この審査会が一番大変でした。

数日はほぼ徹夜で資料の作成にあたり、遊ぶ暇なんてありませんでした。

設計開発部署という、特殊な仕事ですから、そこはそうなってしまいます。

コンポーネントが出来たら、実負荷試験を行いスムーズにいけば何もモンクハありませんが、ここはスムーズにいった経験がありません。

必ずしも何か不具合が発生します。

審査会までの日数がないと最悪です。

完全に泊まり込みで、何が原因なのかを、徹底的に洗い出します。

これがすんなり言ったら試しがありません。

FTAなる手法で原因を推測するのですが、原因と考えられることが多数あると、それだけ実験が繰り返される、華やかに見えて実は地味に辛い仕事です。

ベンダーさんも、いい会社だとエース級を初めから担当にしてくれますが、そうでは無いことが多いです。

最後の最後にはスーパーエースが登場しますが、それまでは頭がクラクラするくらいの、勤務時間となります 。

民政品だとここまで追及することは有りませんが、一度上がったら修理はEVA対応となりますので、慎重にテストを繰り返しました。

なにが言いたいかというと、「自分の思うような職種についても、ただただ忍耐のいる仕事です。」

宇宙を目指す、そんな人の山香になればとアップしまして。

一昨日米国空軍所有のX-37Bが、約二年ぶりに地上に帰ってきました。

その存在は知っていたのですが、ただのミニシャトルだろうと思っていました。

今回で四回目の帰還となります。

帰還する模様を米国がYouTubeにアップしたので、観てみると…気体に近づく職員が宇宙服のようなものを着こんでいてビックリしました。

確かに軌道上に二年もいた「その物がそのままの形」で、帰還するなんてことは前代未聞なので、放射能のが付着している可能性があるため、安全上の配慮からかも知れませんが、急なことだったので、驚いてしまいました。

X-37Bはシャトルと同じくカーゴベイ(貨物の搬入や出荷を行う部屋の扉)があるので、ある程度の荷物は積める設計となっています。

普通の実験ならISSで十分出来るのに、秘密裏に何かの実験でもしていたのかな?

公式発表ではまた宇宙往還型のシャトルを作るためのデータ取りとなっていますが…

どうも怪しい。

X-○○という名前はNASAや米国空軍が開発機につける名前なので、名前に疑問を持った方がいらっしゃったら、これは通常付ける名前なのでそこは考えなくて大丈夫です。

さてさて、X-37Bはいったい何を目指しているのか、今後注目していきます。

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